登大路ホテル <レストラン ル・ボワ> でのサロンコンサート。
世界で活躍する名手による熱演と、その余韻に共鳴する四季のガストロノミー。
2026月3月5日は、パトリック・ジグマノフスキ × フレデリック・モロー デュオ が出演します。
パトリック・ジグマノフスキ Patrick Zygmanowski コンサート・ピアニスト
ポーランド系フランス人の名ピアニスト、パトリック・ジグマノフスキは、フランス・ピアノ楽派の偉大な伝統を体現する存在である。
10歳で初のリサイタルを開き、すでに卓越性を予感させる歩みを始める。パリ国立高等音楽院(CNSMD)にてピアノおよび室内楽で複数の一等賞を受賞し、フランス屈指のソリストを養成する選抜制の第3課程に進む。さらに、ドイツ政府の奨学金を得てミュンヘン音楽大学で研鑽を積む。
数々の国際コンクールで受賞し、ヨーロッパ、アジア、アメリカ大陸(北米・中南米)の著名な舞台で高い評価を得る。
その洗練された明晰な演奏は、観客と批評家を魅了し続けている。
フランスの音楽誌『クラシカ』は「目を見張るヴィルトゥオジティに、音楽的知性と繊細なユーモアが宿る」と評し、『レパートワール』は「表現力豊かなタッチを持つアーティスト」と評しました。また『ル・モンド・ドゥ・ラ・ミュジーク』は、「まるでバレエのパートナーのように共演者を支える演奏」と称賛。
ジェラール・コセ、フレデリック・モロー、ルノー・カプソン、ジャン=ルイ・カペツァリ、ロマン・ギヨら名演奏家たちと共演。
そのディスコグラフィーはフランス音楽からブラームスとレーガーの全ソナタ、シューベルトの連弾作品、アストル・ピアソラへのオマージュなど、多彩なレパートリーを誇る。
作曲家・編曲家としても活動し、コメディ・フランセーズとの共同制作や、フランス芸術アカデミーよりデルマス賞を受賞。
教育者としても熱心に取り組み、教育資格(CA)を有し、パリのエコール・ノルマル音楽院およびエクス=アン=プロヴァンス地方音楽院で教鞭を執るほか、日本の大阪音楽大学では常任客員教授を務める。
2010年から2012年にかけては京都のヴィラ九条山(フランス外務省主導のアーティスト・レジデンス)を指揮し、日仏文化交流の促進に重要な役割を果たす。
フレデリック・モロー Frédéric Moreau ヴァイオリン
卓越した演奏、魅力的なカリスマ性、そして驚異的な技巧で聴衆を魅了するフレデリック・モローは、世界各地の著名な音楽祭やコンサートホールに招聘され、年間100回を超
えるソロ公演を行うなど、現代フランスを代表するヴァイオリニストの一人として確固たる地位を築いている。
これまでにミュンヘン交響楽団、ソウル・フィルハーモニー管弦楽団、キエフ国立フィルハーモニー管弦楽団、イル・ド・フランス・フィルハーモニー管弦楽団など、数多くのオーケストラと共演。
数々の国際コンクールで入賞したのち、パリ国立高等音楽院(CNSM)にてヴァイオリン、室内楽の両部門で審査員全員一致による一等賞を受賞し、最難関とされる「第3課程(ソリスト課程)」を修了(修士・博士課程相当)。ジャン・フルニエ、ミシェル・オークレール、レジス・パスキエ、ティボー・ヴァルガ、イェフディ・メニューインといった名匠たちに師事。
幅広い音楽的素養を持つモローは、パリ国立高等音楽院にてソルフェージュ、和声、対位法、楽曲分析、音楽史を学び、パリ・エコールノルマル音楽院では指揮法を修めた。また、他の音楽院でピアノ、オルガン、管弦楽法を学び、ソルボンヌ大学では音楽学を専攻。
バロックから現代音楽に至るヴァイオリン作品を幅広く取り上げ、とりわけ、史上最もカリスマ的なヴィルトゥオーゾであるニコロ・パガニーニの作品に情熱を注いでいる。パガニーニの名器「イル・カノーネ」に捧げたアルバム『Il Cannone』はその象徴的な業績である。
モローは室内オーケストラ「レ・ヴィオロン・ド・フランス」の音楽監督兼ソリストを務め、自ら編曲を手がけたヴィルトゥオーゾ・レパートリーで多くの聴衆を魅了している。また、デュオ「カリステ」やソウルの「ガイア・カルテット」第1 ヴァイオリン奏者として室内楽にも力を注ぎ、ニコラ・アンジェリッシュ、マキシム・フェドートフ、イリヤ・ラシュコフスキー、パク・ウンジュ、パトリック・ジグマノフスキらと共演を重ねてきた。
教育者としても国際的に高く評価され、世界各地でマスタークラスを行っている。2021年より、韓国の名門・延世大学にて後進の指導にあたる。
主な録音としては、ミュンヘン交響楽団とのベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲、『ヨーロッパへのオマージュ』(2000年ヴィクトワール・ド・ラ・ミュジーク クラシック部門ノミネート)、『ヴィルトゥオジティ』(パガニーニ、サラサーテ、バッツィーニ、サン=サーンス)、「レ・ヴィオロン・ド・フランス」とのヴィヴァルディ『四季』、トリオ・ソルスティスとのDVD(ベートーヴェン、メンデルスゾーン、ラフマニノフ)、そしてパガニーニに捧げたアルバム『Il Cannone』などがある。
使用楽器は1749年製、ジョヴァンニ・バッティスタ・グァダニーニによる名器。演奏家として至高の喜びと誇りをもって奏でている。
レストラン ル・ボワでのサロンコンサート
第一線で活躍するさまざまなアーティストが奏でる音楽の饗宴。コンサートホールよりも親密な距離感で味わう、激しくも繊細な音の調べ。その余韻とともに、四季の食材が織りなすテロワールをお楽しみください。
五感を魅了するフレンチ
音楽の余韻とともにお楽しみいただくのは、フランス料理の繊細な技法と、素材のありのままの味わいを活かす和の精神の融合から創り出される"熱"を帯びたフレンチ。五感を魅了する「音楽」と「食」のマリアージュを存分にお楽しみください。
※料理の内容は時季により異なります。
公演予定
■開催日
2026年3月5日 (木)
サロンコンサート & ランチ
フレンチフルコース 7,000円〜 [税込]
開場11:15- 開演11:30- お食事12:10-
サロンコンサート & ディナー
フレンチフルコース 21,000円〜 [税込]
開場17:15- 開演17:30- お食事18:10-
※本イベントのミュージックチャージは無料です。ご飲食代金のみでコンサートをお楽しみいただけます。
お食事は以下掲載のコースからお好きなものをお選びください。
コースの詳細はこちら
会場へのアクセス
奈良県奈良市登大路町40-1
登大路ホテル奈良 レストラン ル・ボワ
近鉄奈良駅より徒歩3分
ご予約・お問い合わせ
以下フリーダイヤルにて承ります。
TEL:0120-995-546 [9:00~17:00]