2026.07.14

奈良国立博物館×登大路ホテル|正倉院の宴 井上館長とたどる 絲路の記憶

イベント
奈良国立博物館×登大路ホテル|正倉院の宴 井上館長とたどる 絲路の記憶

登大路ホテル × 奈良国立博物館 五感で堪能する「正倉院展」の世界

奈良の秋を彩る正倉院展にあわせ、奈良国立博物館と登大路ホテルが共同開催する特別企画第三弾。登大路ホテルのサロン&ダイニングにて、奈良国立博物館 井上 洋一館長による、本年の正倉院展の出陳宝物を紐解くトークサロンを開催。続く館長を囲んでの晩餐会にて、特別コースとペアリングをご堪能ください。

本年は、正倉院展の目玉でもある至宝「金銀絵碁子合子(きんぎんえのきしのごうす)」を奈良国立博物館監修のもとに再現。天平の美を凝縮した再現作品を、記念品としてお一人様につき一点ずつご用意いたします。登大路ホテルにご滞在頂いた翌朝は、奈良国立博物館にて研究員の解説付き鑑賞会を開催。じっくりと宝物の美に向き合う特別なひとときをお過ごしください。

 

奈良国立博物館  井上館長よりご挨拶

奈良国立博物館 井上館長

78回目となる秋の正倉院展。皇室と東大寺による管理のもと、不断の努力によって護り伝えられてきた天平の美に触れ合うことができる特別な展覧会として開催されてきました。奈良国立博物館では、その奥深い世界を五感で楽しみ学ぶ企画として、登大路ホテルと共同で今年も「正倉院の宴」を開催致します。注目作品である「漆胡瓶(しっこへい)」をはじめ、正倉院には西アジアや中央アジアに由来したデザインや素材を用いた宝物が多く伝えられています。それらは古代の活発な国際交流を物語るものであり、異なる文化との交流や協力が自国の文化を豊かなものにすることを示す、現代にまで光を放つメッセージが込められているように感じます。

今回の企画では宝物を通じてシルクロードの美がわが天平時代に与えた影響を探っていきたいと思います。また金銀による華やかな花鳥文様に彩られた「金銀絵碁子合子(きんぎんえのきしのごうす)」を再現し、宝物をテーマとしたコース料理とともにお楽しみ頂きます。シルクロードの美をめぐる特別な一夜とともに正倉院展をより深く、じっくりお楽しみ頂きたいと思います。
 

奈良国立博物館監修「金銀絵碁子合子(きんぎんえのきしのごうす)」再現作品

奈良国立博物館監修「金銀絵碁子合子(きんぎんえのきしのごうす)」再現作品
サクラ材をロクロ挽きによって削り出した蓋物。囲碁で用いる碁子(碁石)を入れた容器であったと考えられています。ほんのりと赤みを帯びたサクラの素材感を活かし、そこに金銀を絵具として尾の長い鳥や唐花文、蝶などがあしらわれています。これらは中国・唐時代の文様伝統にならうものですが、一方で木材そのものの美しさを活かした造形には、日本的な自然観の裏打ちを見ることができるでしょう。まさに天平美術の素晴らしい感性を凝縮したような宝物であり、掌におさまる美の世界として本企画のためだけに再現を行いました。

製作は日本を代表する仏師工房として著名な京都の松久宗琳佛所。四天王寺大講堂の本尊や比叡山延暦寺の大講堂本尊など、名だたる大寺院の仏像制作で知られています。古来の伝統をふまえて現代的な仏像の美を生み出している総合的な技術力が宝物再現に結集しました。一点一点、絵仏師の手によって描かれた金銀絵の合子は、天平時代の美を鮮やかに甦らせた逸品です。イベント御参加のお客様、お一人さま一点ずつを記念品としてお持ち帰り頂きます。

 

正倉院宝物の再現

正倉院宝物の再現:金銀絵碁子合子

 佛所において彩色を担当されている仏画師の諸橋重慧さん。正倉院宝物の写真をもとに、一つ一つ本物の金泥・銀泥
で彩色をしていきます。今回の制作では佛所で彩色を担当されている皆さん総出で描いて頂きました。
 

金銀の絵具は比重が重いため、流麗な線をひくことが困難なのですが、熟練の技法により生き生きとした鳥や草花が描かれていきます。

金銀の絵具は比重が重いため、流麗な線をひくことが困難なのですが、熟練の技法により生き生きとした鳥や草花が描かれていきます。

描き終えたままではそれほど金銀は光っていません。そこで登場するのが鯛の牙。かなり大きな鯛から採られた牙で表面をこすると、いっきに金銀の輝きが現れてきます。

描き終えたままではそれほど金銀は光っていません。そこで登場するのが鯛の牙。かなり大きな鯛から採られた牙で表面をこすると、いっきに金銀の輝きが現れてきます。

正倉院宝物の再現:金銀絵碁子合子

試作品の製作段階で、計画を変更し、合子の表面に蘇芳という染料を塗ることになりました。こうすると、金銀の輝きがより強調されます。正倉院宝物の木工品には蘇芳の下地彩色が多く用いられており、古代から彩色を鮮やかに見せるテクニックでした。写真は彩色を行う松久宗琳佛所の代表、松久佳遊さん。

正倉院宝物の再現:金銀絵碁子合子

そして完成した金銀絵碁子合子。本当に華やかで美しい作品となりました。正倉院の原品では銀の部分が長年の間に黒色変化していますが、制作当初はこのぐらいはっきりとした色味だったことでしょう。ぜひみなさん手に取って奈良時代の美しさを体感頂き、お持ち帰りになった後も末永く大切に楽しんでいただければと思います。
 
 

ご予約プラン

登大路ホテル奈良_スイートルーム

◆ご予約プラン(税・サービス料込)
スイートルームご宿泊プラン(2名様1室)…… ¥540,000
スイートルームご宿泊プラン(1名様1室)…… ¥300,000
デラックスルームご宿泊プラン(2名様1室)…… ¥470,000
デラックスルームご宿泊プラン(1名様1室)…… ¥250,000

<プランに含まれる内容>
• 奈良国立博物館 井上館長と研究員によるトークサロン
• ペアリング付フルコースディナー
• 奈良国立博物館監修「金銀絵碁子合子」再現作品 ※お一人様につき一点
• 登大路ホテルでのご宿泊(朝食付き)
• 第78回正倉院展 研究員による主要宝物の解説付き特別鑑賞会
• 第78回正倉院展 通常観覧
• 第78回正倉院展 図録


◆催行予定人数
各回 8名様 (要予約・先着順)


◆ 開催日時
第1回 2026年10月25日(日)- 10月26日(月)
第2回 2026年10月30日(金)- 10月31日(土)
第3回 2026年11月3日(火) - 11月4日(水)

<各回1日目>
午後3時~  チェックイン 登大路ホテルに御来館ください。
午後5時15分 開場 ホテル地下「サロン&ダイニング」にお越しください
午後5時30分 井上館長と研究員によるトークサロン、その後晩餐会(フルコース・ペアリング付)
登大路ホテルでのご宿泊

<各回2日目>
午前6時00分~7時40分 登大路ホテルにてご朝食
午前7時40分 ロビーにお集まりください。登大路ホテルから奈良国立博物館へ移動。
午前8時00分~午前9時00分 奈良国立博物館にて、研究員解説付き特別鑑賞会
鑑賞会の後は通常観覧を自由にお楽しみいただき、登大路ホテルにお戻りください。
正午 チェックアウト

※各工程定刻に開始いたしますので、お時間に余裕をもってお越しくださいませ。


◆会場
奈良県奈良市登大路町40番地の1 登大路ホテル
奈良県奈良市登大路町50番地 奈良国立博物館


※ご予約は各回初日の3日前までとさせていただきます。
※ご夕食、特別鑑賞会はご参加の皆様全員でのご案内となります。
※ご利用は13歳以上のお客様に限らせていただいております。
※本イベントの売上金の一部は、奈良国立博物館における文化財の保護活動に使用されます。

御予約受付

電話番号:0120-995-546(受付時間 9:00~17:00)
※キャンセルポリシーは、登大路ホテルの宿泊約款にもとづきます。

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